無痛分娩

主に2名の産婦人科常勤医師が担当します。いずれも無痛分娩を多数取り扱う施設での研修を受け、産科麻酔学会に所属し学会の指導に従い、安全に実施できるよう手順を決めて行っています。

麻酔方法:硬膜外持続注入し計画出産を行います

初産婦(はじめてご出産される方)、経産婦(出産経験のある方)ともに受け入れ可能です。

ただし、24 時間体制での対応は行っておりません。
そのため予定より早く陣痛が始まった場合や、夜間・早朝などの時間外に破水・陣痛が起こった場合は自然分娩 になることがあります。日中の時間帯においては、状況に応じて臨時の麻酔対応が可能な場合もありますので 詳しくはスタッフへご相談ください。

費用(無痛分娩)(2025.4.15更新)

16万円

※上記の無痛分娩費用のうち、10万円が都の助成対象となります。
(分娩予定日が2025年10月1日以降都内在住の方)

※無痛分娩希望ではない方が、陣痛開始後に無痛をご希望された場合、緊急対応として30,000円加算されます (2025年10月~)。予めご了承ください。

無痛分娩をご希望された方の流れ

  • ご希望される方は、医師または助産師にご相談ください(リーフレットをお渡しします)。
  • 当院での無痛分娩を希望される方は、妊娠 22週~33週のあいだに無痛分娩クラスをパートナーの方と一緒に必ず受講してください。クラスを受講されない方は、無痛分娩をすることはできません。
    受講された後、無痛取りやめのご希望あれば速やかにお知らせください。
    #どうしてもご家族のご都合が合わない、帰省分娩などで都合がつかない場合は個別対応となります。
    スタッフまでお知らせください
  • 無痛分娩でのお産の意思が固まりましたら、受診時にスタッフへお申し出ください。予約をいたします。
  • 予約多数の場合はキャンセル待ちになることがあります。
  • 妊娠37週以降の子宮口の所見により誘発日程を決めます(数週間前に決まることはありません)。
  • 分娩誘発日の前日に入院となります。
  • 当日は、陣痛促進剤と麻酔を併用していきます(麻酔開始は希望があった時点から開始)。
  • 分娩後、麻酔終了時から通常の方と変わりなく過ごします。

分娩実績(2024年12月31日時点)

横にスクロールしてご覧ください。

全分娩件数 経腟分娩件数 帝王切開手術
無痛分娩 自然分娩
2022年 651 89 436 126
2023年 607 93 392 122
2024年 564 116 332 116

当院の無痛分娩に関して

無痛分娩マニュアル

無痛分娩看護マニュアル

急変時の対応

無痛分娩についての
説明書・同意書

まつしま病院の危機対応シミュレーション実施歴(2025.4.15 更新)

  • 2024.12『硬膜外麻酔急変時シミュレーション』
  • 2025.3『産後大量出血症例(実際)』
  • 2025.4『麻酔科医師による気管内挿管介助のシュミレーション』

当院は、無痛分娩関連学会団体協議連絡会(通称: JALA(https://www.jalasite.org/doc/)) に施設登録し、厚生労働省より発表されている「無痛分娩取扱施設のための『無痛分娩の安全な提供体制の構築に関する提言』に基づく自主点検表」の内容に沿って診療体制を整えております(自主点検表の内容については全て満たしています。なお、JALAカテゴリーCを有する助産師・看護師は0名ですが今後受講予定となっております)。
また、日本産婦人科医会偶発事例報告・妊産婦死亡報告事業へ参画しております。

当院の分娩取り扱い実績・診療体制について(PDF)

全国無痛分娩施設検索|JALA(jalasaite.org)

※分娩・帝王切開の麻酔について、詳しくは「日本産科麻酔学会」のホームページをご覧ください。

麻酔担当医師(2025.04.15更新)

麻酔担当医師 星野 裕子
北里大学医学部卒業
産婦人科専門医 周産期(母体・胎児)専門医
J-CIMELS ベーシックコースインストラクター
所属学会日本産科婦人科学会
日本周産期・新生児医学会
日本産科麻酔学会
麻酔研修北里大学病院
無痛分娩麻酔経験北里大学病院在職中5年
東京リバーサイド病院在職中3年(症例約100症例)
麻酔担当医師三原 賢子
順天堂大学医学部卒業
産婦人科専門医
J-MELS硬膜外鎮痛急変対応コース受講
所属学会日本産科婦人科学会
日本周産期・新生児医学
日本産科麻酔学会
麻酔研修順天堂医院
麻酔アドバイザー加藤 実
春日部市立医療センター ペインクリニック内科 主任部長
日本大学 医学部 麻酔科学系麻酔科学分野 臨床教授