婦人科に関するQ&A

婦人科についてのQ&A

婦人科に関して、よく聞かれるご質問やご相談をご紹介します。

初潮から生理が不規則です、婦人科を受診した方がよいでしょうか?

初潮から数年は性ホルモンの分泌が安定していないため生理周期が不規則になることがよくあります。生理が半年に一度程度でも数年で順調になることが多いため、慌てずに様子を見て頂くことをお勧めしております。

元々生理が順調にきていた方が、3ヶ月以上生理が止まってしまった場合は、妊娠の可能性や極端なダイエットや過度な運動、強いストレスがないかどうか確認してみてください。
生活習慣を見直してバランスのよい食事や十分な睡眠を心掛けても生理不順が続く場合は受診して医師と相談し、漢方やホルモン剤での治療を検討しましょう。

50歳になり最近生理不順になりました。治療は必要ですか?

閉経の前には生理周期が乱れます。1年以上生理がなければ一般的には閉経といわれています。
閉経の年齢は45〜55歳が一般的ですが、個人差はあるため必ずしも同じ経過をたどるとは限りません。
生理不順は一度様子を診ましょう。但し、生理の出血がなかなか止まらない場合や更年期障害を疑う症状がみられ、日常生活に支障がある場合は診察をうけることをお勧めします。

ホルモン剤内服中の不正出血は様子をみてよいですか?

低用量ピルを開始して2~3ヶ月は休薬期間もしくは偽薬の時期ではない時期に出血することは多くあります。ピルが身体に慣れてくると出血が減ることが多いため、量が多くなければ一度様子を見て頂くことをお勧めします。また、飲み忘れや内服時間がずれるだけでも出血することは多いため、予定外の出血が続く場合は内服時間の徹底を心掛けてみてください。
但し、強い腹痛や大量の性器出血がある場合は医師の診察を受けた方がよいでしょう。

更年期症候群に対するホルモン補充療法や子宮内膜症などの黄体ホルモン製剤(ジエノゲスト)服用時少量出血が長期間みられることがあります。出血の量や頻度に関しては通院のときに担当医師にご相談ください。

婦人科で膀胱炎症状はみてもらえますか?

まつしま病院では診察時間内に尿検査を随時おこなっております。尿路感染の所見があれば抗生剤の処方が可能です。ただし、膀胱炎と思っていても他の泌尿器科疾患が隠れている場合があるので、ご心配な場合は泌尿器科への受診をお勧めしております。

不妊はどのタイミングで受診したらよいですか?

不妊検査や治療の多くは月経周期に合わせて行う必要がありますが、初診は月経周期に 関係なくいつ来院されても構いません。
受診の目安としては半年〜1年間避妊することなく性交渉をおこなっているのにも関わらず、妊娠成立しない場合には一度ご相談ください。

お一人もしくはご夫婦で来院して頂き、お話を伺い、必要な検査をご提案致します。男性への精液検査が随時可能なのでご相談の方はお声かけください。(採取はご自宅でお願いしております)
近隣の不妊治療専門クリニックへの紹介も随時行っております。

不妊症検査について
妊娠できるかどうか調べられますか?

もちろん調べられます。生理周期の確認、経腟超音波検査での子宮や卵巣の病変や健康状態のチェックなどを随時行っております。
妊娠前にやるべき検査やワクチンのご提案(子宮がん検診、性病検査、風しん抗体検査や予 防接種)をし、今後の妊娠前にできる準備のお手伝いが可能です。

プレコンセプションケア(将来の妊娠を考えながら女性やカップルが自分たちの生活や健康に向き合う)ことを通じて早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠や出産につながると考えております。いつでもご相談ください。