生理の悩み

月経は出血や痛み、その他の症状を伴うのが当たり前と思っていないでしょうか?
しかし、その症状や異常には病気が隠れていることがあります。
下に記載した月経異常がある方や月経を負担に感じる方は一度受診してください。
きちんと診断・治療することによって毎月の月経に悩まされず快適に過ごせるようめざしましょう。

月経異常

女性は初経から閉経まで様々な月経トラブルがあります。
月経の異常には病気が隠れていることがありますので、必要な場合には診察を受けましょう。
きちんと診断し、治療をすれば毎月の月経に悩まされずに快適に過ごすことができます。

月経周期の異常

  • 生理不順:月経周期が安定しない
  • 頻発月経:月経周期が24日以下
  • 希発月経:月経周期が39日以上3か月未満
  • 無月経:月経のない期間が3か月以上

経血量の異常

  • 過多月経
    経血量が多く、ナプキンを頻回に交換しても汚れることがある。健康診断で貧血と指摘されたことがあるが内科的異常を指摘されたことはない。

生理痛

  • 月経困難症
    月経中に現れる強い下腹部痛や腰痛などの不快症状がある。

月経前の異常

  • 月経前症候群(PMS)
    月経の始まる3~10日前から、お腹や乳房の張り、頭痛や腹痛などの身体の症状から、イライラや気分の落ち込みなど精神的な不調が現れ、月経の開始とともに軽減、または消失するのが特徴。
  • 月経前不快気分障害:(PMDD)
    PMSに比べて症状が重く、とくに精神的な症状が強い

診療内容

  • 問診
  • 検査
    超音波検査・血液検査・その他必要に応じて
    (MRI検査:子宮筋腫や卵巣嚢腫、腫瘍などが見つかった場合は必要に応じて他院での検査をご案内します)
  • 治療(診断に沿って適する治療をご提案します)
    薬物治療:ホルモン製剤、漢方製剤、その他

治療方針はご本人と相談の上、決定します。
精神症状が強い場合やより高度な治療を希望される場合などは、
必要に応じて心療内科や対応可能な施設をご紹介させていただきます。

症状の原因が子宮筋腫や子宮内膜症であったり、ホルモンの変化による過度の影響が原因となっている場合は、
薬物治療をはじめとする各種治療により改善が期待できます。
月経がつらかったり不快なのは当たり前と思わず、一度ご相談ください。